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NSR250Rのエンジンチューニング  PART2 その6

今回はセッティング後、一回目のパワーチェックです。

ある程度のパワーがあると試運転では6速でも回り切ってしまいよくわからないので、パワーチェックしてデータで確認します。
到達時間が短くなればパワーがあがったと判断できるのですが、条件も変わるし、計測する訳にもいかず・・・な訳です。

現在のセッティングも回り切るのでパワーは出ていそうな感じですが、ちょっと回り過ぎてる感があるのでMAXパワーは???です。
なんか1/2スロットルでも全開でもあまり変わらない感じがするのでちょっと変な感じがしています。
前からこんな感じではあったのですが・・・

なんにしてもデータを取ってみないと次のセッティングができないので、いつものところ 2りんかん和光 に行ってきました。

その前にこのエンジンはいろいろごちゃ混ぜ、よく言えばいいとこ取りのエンジンで1次減速はMC28用でミッションはMC18用などで総合減速比はノーマルとは少し違います。
パワーチェックをしているFUCHSはホイールの回転を計測し内蔵の各車種の減速比から計算して回転数を割り出しているので、このNSRに関しては実際とは一致していませんので参考程度になります。
ただ、以前のデータとの比較はできるのでそれで充分なのです。

いつもの様に1/4・1/2・全開の三種類データを取っていただきました。

計測室から出てきた担当K氏・・・いつも困惑したような笑顔をするのです。
良かったのか悪かったのか・・・表情からは判断できません。
実際結果は良いところもあり、まだダメなところもありでした。

まずは良かったところ、1/4スロットルの結果です。
DS088.jpg
赤線が今回の結果、青が以前一番良かった時の物です。
今回は50.1HP(50.79PS) 3.2kg・・・・なんだこれ・・・・にわかに信じられない数値です。
ちょっと開けてるだけ・・・面積率でいうと13%の空気流量で50PS、しかも前より全域がパワーUPしていてきれいに曲線が上がっていきます。
予想以上に良い結果がでました。

次回はセッティングがまだずれていた1/2と全開スロットルのデータです。

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NSR250Rのエンジンチューニング  PART2 その5

久しぶりのブログ
久しぶりのNSR250R ボルテックスチューン 最強バージョンです。

空き時間を見つけて作業していましたがキャブのセッティングもようやく大洲目です。
いままで中間域がいまいちでしたが、NJを変えて過渡特性を改善したら・・・

おおお!・・・な乗り味になりました。

チューンした2ストのスロットルレスポンスは一度クランクケースに吸気される関係で低中域(パワーバンド外)はワンテンポ遅れたりダルだったりするものですが、どの領域でも4ストなみにリニアになりました。
スロットル操作もほぼ4ストと同じ感覚で、小開度からトルクがついてきて普通に走る分には~1/4までで最高速近くまで対応できるフレキシブルな特性はある意味4スト以上かもしれません。

もちろんスロットルを開ければ恐怖を感じるほどの加速をします。
正直1速でフルスロットルは怖くてしていません。

速く走っても燃費がよく、4ストのようにスロットル操作でき、極低回転域からトルクがあり、ゆっくり走ってもカブらず、サーキット走行可能なパワー
夢にまで見た究極の2スト あとはパワーを計測してMJを微調整したら完成です。

パワーのみを追求する普通の2ストチューンとは一線を画すものです。
2スト愛好家の方々はもちろんいろいろな方に是非体感して頂きたい・・・
試乗車ですのでいつでも体験できますので興味のある方はご連絡下さい。
zzzxxxccc@yc4.so-net.ne.jp

直ぐ汚れてしまう2ストらしさは健在です。
IMG_6003.JPG
そろそろ洗車しないと

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