悪名高いTW200(2JL)のCDIのトラブル。
困っている方も多数いると思います。

手直しカスタムの為に入庫したこのTWもCDIがX。

このCDI どうも回転数(点火タイミング用)を発電コイルのような物から入力されている(茶色い線)。
この電圧は感電するとひどい目に会うほど高い。
こんな物を入力し続ければ古くなったCDIがパンクするのは当然だと思います。
このTWは現オーナーが知人から入手されたバイクなので、13,000円近くする新品CDIを使うのも気が引ける。しかし中古品はヤフオクでも馬鹿みたいに高いし、同じ二の舞になることが確実。

そこで永遠にこの出来損ないのCDIから”おさらば”する為に今回、他車流用を試したいと思います。

まず、使えそうなCDIの条件としてメインスイッチからのIG信号。
TWはスイッチオフで(-)と導通。スイッチオンで不通になるので同じスイッチ機構の車種のCDIを使う事になります。
そこで簡単に使う事(今持っているパーツの中から選ぶ)ができるモンキー系のCDIを使ってテストすることにしました。さらにモンキー系CDIならいつまでも安く入手できて永遠に困らない。試す価値ありです。
点火タイミングは気になるのですが、まずは点火・始動できる事を確認したいと思います。

まずはモンキー系CDIの簡単な配線図


次にTWの配線にモンキー系CDIを配線した場合


これで点火確認はできました。

始動、アイドリング共問題なし。

無負荷での吹き上がりは上々でしたが走行してみると6000rpm付近から明らかにセッティングが濃いようです。(元々いろいろイジってあったバイクなのでよく分かりません)
実車合わせしなければいけないということのようでメインジェットを8番くらい下げて終了。
気になるノッキングも感じませんし、9000rpmまでは回り吹け方も良好でした。

今回取り敢えず使用したCDIは以前代車にしていた台湾製スクーター(CPI GTX125)の物で点火タイミングもよくわからない物。エイプ100や社外CDIならまた少し違うかもしれませんが大きく外れる事もないと思います。


TWのCDIが壊れてお困りの方に参考になれば幸いです。



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