今日(昨日)は台風だったので雑談です。

サメの肌はザラザラのボルテックスジェネレーターが全身に付いているので抵抗が少なく速く泳げる・・・だからポートなどにディンプルをたくさん付けた方がベアリング効果で吸気抵抗は減る筈だ。

なんて事を言われたりしますが・・・・XXX

サメは水中にいるわけですが、サメ肌によりキャビテーションを全身に包んで泳いでいます。
キャビテーションは細かな空気の泡状のものが無数に包んでいる状態で、当然水より空気の方が粘りが少ない(抵抗が少ない)ので速く泳げる訳です。



基礎理論は同じでも水中と空中ではなにかもが違います。

さて、内燃機関の吸気部にはバルブという物が大抵は付いています。
バルブまで乱流が届いてしまうとどうなるでしょう・・・
乱流は中心部を流れる本流と比べ流速が遅いので、吸気効率が落ちます(スモールバルブ化した感じ)。

という事で、サメ肌のようにポートやマニホールド全体にディンプルを作るのは間違いです。