今回の実験はディンプル加工はキャブのスピゴットに交互に2列だけして効果を確かめます。



目的は2つあります。

1つ目は層流の排除。バイカーズステーションNo257号のキャブ特集にキャブの仕組みを説明した模型があるのですが、その筒の内面に無数の水滴が付いています。
層流は流れの遅い為、液体(ガソリン)が気化しないで内面に付いているのです。それを”乱流で吹き飛ばしてやろう”という訳です。

2つ目は乱流で流れを内面から剥離しにくくして、ポートの曲がりやバルブガイド裏にできる”影の部分”の影響を少なくする事です。これはキャブにつくったボルテックスジェネレーターでどこまで乱流が届くかが問題です。

キャブを付けて試走してみると低・中回転は以前より軽くスムーズになりレスポンスも良くなりました。この領域のセッティングは大丈夫のようです。

懸念だった高回転域は6000rpm前後から息つきが発生してX

この領域は全然セッティングが合っていません。