さて、今回は予定していたエアクリーナBOX(蓋)の改良。

慣らしまではBOXはノーマルのまま、ゴム(豚鼻)を外しただけでエレメントを乾式にしてましたが、
今回はBOXの蓋を改良して空気が良く入るようにします。

まずはいままでの吸気口を塞ぎます。

さらにそこに遮熱シートを張って熱気の流入を遮断します。


次に前方に吸気口を開けます。

まぁ大きく開けてもタンクの下なので水の侵入はさほど気にしなくても大丈夫です。
大雨の中で野外放置したら厳しいかもしれまいですけど・・・

これで、吸気温度がほぼ大気温と同じになる筈です。
純正位置だと吸気がエンジンやチャンバーで熱せられるので夏場は熱ダレの原因になります。

さて、これで一度試運転。リアカウルはすぐ外すのでもう付けません。

本格セッティング前の状態の割にとてもフィーリングがいい。
走り出しもトルクがあるし、パワーの乗りもいい。
最初に感じたV3の振動もさほど気にならなくなった。

で、セッティングどうしようか・・・意外とバランスが良くてあまり欠点がない気がする・・・

プラグを確認すると

慣らし直後の真っ黒から多少良くなってる気がする。
でも現状ちょっと濃いみたい。

ここは熱価を純正8番から9番の新品プラグに替えて再評価する事にします。

現在、同時進行でもう一台、ほぼノーマルのNS400Rの作業をしています。
こちらはボルテックスチューン ライトプラン に整備と冷却系モディファイという比較的ライトな内容です。


専門店化してないなんでもありの店なので同一車種の同時作業は珍しいのですが、
同時期に試運転すると違いがあります。

ノーマルの状態ではかなり下からパワーが出る。ただ、高回転のパンチはない。
2号機は5~6000rpmあたりから明確なパワーバンドがある。

比較できるメリットを生かしてできれば両車とも両車の良いとこ取りできればいいなと考えています。
さて、作業終了時にどうなるか・・・楽しみです。