さて、前回振り出しに戻ったので今回は予定通りパワーチェックしました。
気温に合わせてMJを少し薄くしたのですが、まだ少しずれているようです。

それでも腰下乗せ換え(クランクシールの正常化)の効果で500rpmほどピークが上がり少し馬力も上がりました。
細いニードルを使用したせいで谷が出来ていますので、これは戻した方がいいようです。

で、今回低回転域のトルクが知りたかったので、ちょっと無理を言って2000rpmからのデータを依頼しました。
結果は2400rpmですが約1.5㎏と最大トルクの30%ほど・・・4スト150ccの最大トルクと同程度が出ていました。
6速計測なので普通4000rpm位からデータを取るようですが2400rpmかでもスムーズにパワーが上がっていくのもわかると思います。
負荷が少なければさらに顕著に特性がでるので乗り易いのがお分かりいただけると思います。


最近いろいろと問い合わせがあるのですが、中には自分で施工してみたいという方もいます。
このチューン、一見簡単そうに見えます。
これくらいなら自分でもできると思うかもしれません。
しかし、真似はしないでください。
取返しがつかない事になってしまいます。
シリンダーへの施工は直接燃焼室に作用するので効果の反面、リスクが高いのです。
またセッティングも非常に難しく、簡単には出し切れません。

公開しているデータも参考にしないでください。
他にも普通ではないことをやっているので、同じMJを使ってもセッティングできません。
最悪の場合、焼き付いて事故の原因になる可能性もあり大変危険です。

興味のある方はまず試乗される事をお勧めします。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/fuoriserie/