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SRX(3VN)  その後3

SRX 完結です。
今回は予定していたパワーチェックです。
実は2回目で、一回目は負荷が足りずプラグの具合でセッティングした結果、濃すぎと判明。
高負荷では回りきりませんでした。
トルクが出て低負荷では8,000rpm以上まで回ったのですが・・・

今回は4速全開できる場所で高回転まで回るセッティングにしパワーチェックとA/Fも計測して頂きました。
ではグラフです。
どこでボルテックスが効いているのか?ご覧の方にはわかりますでしょうか?

SRX-P.jpg
フルスロットルでは高回転まできれいなパワーカーブ(青線)です。
スリップオンマフラーで57.3PSはかなりいい数値だと思います。
50%スロットルのパワーもきれいに上がり減衰していきます(赤線)がそれでも回転自体は伸びていきます。これは加速はゆっくりでもスピードは上がっていく感じがするとすると思います。
次にトルクですがデータの取り始めからMAXに近い6kg以上が発生し続けます。
典型的な高トルク型ですが高回転のパワーも出ている、理想的なシングルエンジンと言えます。
因みにメーターに記録されていたMAX回転は9500rpmオーバーでした。
どの時点かわかりませんがどえらく回るようです。
軽量な車体にこれを搭載している訳ですから面白いことこの上ないです。
乗ると想像以上に速いです。

追記:
昔の雑誌で見つけたノーマル600のグラフです。
IMG_4862.JPG
パワーは比べものになりませんが興味深いのはトルクカーブです。
ノーマルでは3000rpm付近はかなり低くそこからピークの5500rpm付近まで上がっていき7000rpmで落ちきるカーブです。
一方こちらのエンジンは3000rpmでMAXトルクの90%をすでに出していて、同じ7000rpmでもまだ6㎏弱のトルクをキープしているカーブです。
ボアアップしているとはいえ本来はハイチューンになればピーキーなグラフになるのですが、逆に低域からトルクが大幅に増えているのはやはりボルテックスが効いているようです。

次にパワーとA/F。
SRX-AF.jpg
ほぼ理想的のA/Fです。再セッティングの必要性は無さそうです。
走行だけでセッティングしたのですが、私の感覚も捨てた物ではないかも・・・
でも一回目は失敗しているので4ストはちゃんとA/Fを計測してセッティングした方が間違いがないです。 

最後にテストして頂いた担当者の感想は”スロットルのツキ(反応)がとてもいい”との事でした。


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