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NS400R 2号機 その38

さて、今回はまずはハーネス。

約35年分の埃と汚れ取り。35年分にしては汚れは少ない方かな・・とは思うのですが、
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左が洗浄前、右が洗浄後とそこそこ汚れています。

ハーネスは外してるときぐらいしかきれいにしないので、取付前にできるだけきれいにしておきましょう。
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あとは取付していきます。
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あとは細かい接続をしていきます。

次にヒートガード。
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まぁそのままきれいにして付けてもいいのですが、社外チャンバーに変えるし直ぐ隣がCDIで、壊れると大変困るのでヒートガードは断熱強化しておきます。

今回はこれを用意しました。
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レースにも使える高品質品。
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ちょっとお高めですが結構厚手でしっかりした物です。

これを張り込んでいきます。
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粘着力が強いので形状に合わせて張り込めます。貼りやすい品です。
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で、取付。
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さて、チャンバーはいつ来るのでしょう?だいぶ前に注文してはいるのですが・・・
コロナの影響で航空便激減で空輸便は大混乱らしいというのは聞くのですが・・・
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NS400R 2号機 その37

さて、今回はリアホイールハブのカラーを加工に出しているので、その他の作業。

まずは舵角の調整。
ようはステムのストッパー部を削るだけ。ただ何度も確認と削りを繰り返すのみです。
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これくらいが限界です。
舵角が少ないスポーツバイクくらいは確保できました。普通に乗るには問題ないでしょう。
ハンドルロックは右転舵ではできますが、一般的な左転舵ではロックできず現状では難しそうです。
車検時は問題ないのでこれで完了です。

今回、フロントのブレーキマスターは一号機はブレンボの横型を使いましたが、2号機はブレンボのセミラジアルにしてみました。
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ドゥカティ999やリプレイス販売されているモデルです。
ブレンボのセミラジアルは欧州車に純正採用されるだけあって性能と信頼性と価格のバランスがいい。

サイズも丁度よく、少しクリアランスがあります。
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あとは、電装関係のパーツを付けていきます。
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綺麗にしたものを次々と取り付けていくのは何とも言えない気持ちよさです。



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NS400R 2号機 その36

う~ん・・・
さて今回は、前からちょっと気になっていた点を確認。

リアのランプ回りやフェンダーを付けたので、一度リアタイヤの中心を確認。
1号機ではほとんどズレは無かったのですが、今回はマルケジーニの他車用を流用したNSR250R用。

NSRに付けていた物という事で、確かにMC18のスイングアームにポン着けできたのは出来た。
ただ、それで中心が出てるとは限らない。
実際に付いていたNSRをこの目で確認してないからね。
結構中心が出てないカスタム車を見かけもするし・・・

いままではNS400Rのフレームは左右非対称が結構激しくていまいち正確な判断が出来ずにいた。

そこで今回水糸で確認してみた。
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・・・どうも5mm~7mmくらいズレてるようです。

で、修正を検討するも、
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寄せられるのは最大で3mmくらい。

タイヤの方もそれくらいが限度。
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オーナーもこのホイールは絶対使いたい筈なので、可能な限り修正を試みます。

一度外して、
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写真のカラーを修正加工に出して、反対側にスペーサーを調達します。

気にならないところまで修正出来ればいいのですが・・・

その前に先にステムを削ってステアリングの舵角調整をします。
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NS400R 2号機 その35

さて、今回はラジエーターの取付です。

1号機はストリップの写真を載せただけでしたので、詳しいことはわからなかったと思います。

今回も同じVFR400R系のラジエーターを使用します。
と言っても取付とかより前にまず、他のラジエーターが使えるようにサーモスタットの頭を変えないといけません。NSはサーモスタットが直接ラジエーターに付く形なのでホースが繋がるように部品を替えます。これは他車用の物を穴を少し加工すれば流用できるんですが、ホースは真横を向くようになります。
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サーモスタット部の位置も移動・調整しておきます。
勿論サーモスタットも作動確認しておきます。
当初はなんか動きが悪い事もあったのですが、何度か熱湯→冷ますを繰り返しているうちに本来の動きをするようになりました。問題なさそうです。

問題はそのあとなんですが、まずはアッパーラジエーターのブラケットを製作して仮付けします。
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するとラジエーターの口は後ろを向きます。
当然ダイレクトにサーモスタットに繋げられません。
1号機もそうでしたがフレームを迂回して
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取付します。

次はアンダーですが、まずはホースを付けて仮の位置決めします。
それを基にブラケットを製作。
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これは塗装します。

で、アンダーラジエーターでの問題はポンプまでのライン。
口の径が違うのと曲がりくねるので、丁度よいホースが見つからない。
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まずは流用できそうな他車用ホースを探さないと・・・

倉庫から何用かわからないホースを見つけたので、切って繋いで使用します。
径の変更はアルミの変換ジョイントを注文して繋ぎました。
なんとか付きましたが、チャンバーに近いところを通るので、チャンバー取付時に要確認です。

ブラケットの塗装が終わりましたので取付です。
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ラジエアーターキャップはさすがにスプリングがヘタってると思うので後ほど新品に交換です。

他のパーツも酷いサビではないですが、そのまま取り付けるのもなんなので、
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ブラストかけて塗装しておきましょう。勿論ここは耐熱塗料で。チャンバーに近いから。
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そして取付。
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いい感じだと思います。

次は電装系になるでしょう。
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NS400R 2号機 その34

さて、パーツを次々と付けていきたい・・・のですが、どれもこれもそのまま付かない。

まずはリアのインナーフェンダー。
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いきなりリアタイヤともろ当たり。
当然と言えば当然か・・・ノーマルは細っそいタイヤで今回のは180だ。

当然当たらないところまカットする。
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そういえば1号機は160だったけどカットしてたな・・・もう忘れている。

次にメインキーシリンダー
PC37のトップブリッジには当然そのままでは付かない。
PC37のキーシリンダーとキーを使うという選択肢もあるにはあるが・・・やはりキーは当時の物で1本で全部使えるのがやはり理想だ。

何度も外しては穴を開け、削りを繰り返し取り付けては当たりを見る・・・まだ当たるのかよとぼやきつつシリンダー、トップブリッジ双方を加工する。
はて・・・あとはどこをどう加工すればいいかな・・・と考え込むほど当たって付かない。
そういえば1号機もこんなことしてたな・・・もうすっかり忘れている。
そんなこんなでようやく取り付けてハンドルが切れるようになった。
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これでもまだハンドルロックが効かない状態だ。

今後ラジエーターを付けてあたりを見ながら削って舵角の調整をしてロックできるようにしないといけない。
1号機はギリギリでハンドルロックができた。
削りすぎるとハンドルをきった時にラジエーターやフレームに当たるので絶妙な切れ角にしないといけないのだ。

一事が万事こんな調子だ。まぁカスタムなんてそんなものだけどね。
次回はやっとラジエーター取付ですが、たしか簡単には付かなかったんだよね。

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NS400R 2号機 その33

バックステップ用の素材が届きましたので早速加工します。

まず右側は10mm厚のアルミプレートを形にカットし削り穴を開けネジ山を切って・・・
取付。
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左側も10mm厚のアルミプレートを形にカットし削り穴を開けネジ山を切って・・・
取付。
ロッドは50系アルミ丸棒を切って穴を開け正ネジ・逆ネジのネジ山を切って・・・取付。
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しっかり取付もできました。
しかし位置がレーサー並みのバックステップになってしまいました。

一応レーサーレプリカなのでそんなに違和感は無さそうですが・・・

なんか書くと簡単にできそうですが・・・現物合わせに計測とそんなに甘くはないのであまり真似しない方がよいかもしれません。

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NSR250R フル”ボルテックス”チューン エンジン 実用1号機

昨年、センターシール抜けで片肺になったNSR250RのエンジンO/H&ボルテックスチューンプレミアム+フルチューンの依頼があり、車両をお預りしたものの、作業場の建築及びNSの製作が大幅に大~幅に遅れ、こちらも大幅に遅れておりました。

作業場が取敢えず稼働できるようになり、夜中でも作業できるようになったので、昼にNSの作業と残りの建築。夜~にNSRの作業をして先月末にこちらは組み上がりました。
当初の予定ではNSの完成後の慣らし運転中にこちらのエンジンの作業するつもりでしたが、NSの方はやはり作業量が多くて、来ない部品もありで追い越しになってしまいました・・・。

今回のNSR用のプレミアムプラン実用1号エンジンになる訳ですが、そもそも2スト用ボルテックスチューンの注文の99.9%ライトプランでプレミアムは一気に高額化するのでほとんど注文はありません。
今回はクランクシール抜けでのO/Hでどうせ全バラすならという事での依頼になります。

しかも、クランクのO/Hは井上ボーリングさんのラビリンスシールを使いたいとの要望でした。

で、その他にWPC処理・クランクケースの流路加工、窪み埋め、RCバルブ穴埋め、インテークチャンバー撤去などなど
街乗り用フルチューンをしておりフリクションの少ないエンジンとなっております。
そして・・・写真でわかられるでしょうか?
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フフフ・・・そうです。ウォーターポンプがないのです(笑)。
他のショップさんではほとんど見かけないと思います。
いまどきウォーターポンプをO/Hしてどうこうとか、・・・なんて発想にはなりませんでした。

有名ショップさんは削り出し+アルマイトの美しいポンプカバーをリリースしたりしているようですが・・・
フリクションを少しでも減らしたい・・・少しでもパワーもトルクも喰われたくないと思っているのに・・・
自動車では電動ポンプを使うのが当たり前の時代にわざわざエンジンにウォーターポンプ
を組み込もうというのもね・・・

そこでオーナー様に”今度NSR1号試験機に電動ポンプを使おうと思っているんだ”と言ったところ使ってみたいという事になり試験機より先に使う事になりました。

IMG_7688.JPG
電動ポンプはベンツ用のボッシュ製で単体テストでは予想以上の吐出量でした。
エンジンからの分離による抵抗減は当然ながら、吐出量が一定である事も利点です。
通常流用が減ってしまうアイドリング~低回転域もかなりの流量が確保でき、高回転時の不要な高速流もない。夏場にエンジンを止めてもしばらくメインキーをオンにしておけば冷却水は回るので早くエンジンを冷ませる。いいことだらけです。

さて、どんなエンジンになるのでしょう。楽しみですね。

これであとはNSに全集中!部品よ。早く来い。


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