謎のウォルサム -1915-
今回は愛蔵のウォルサム アンティーク ウォッチ です。
シリアルナンバーから1915年前後の製造で、元々は懐中時計だったものです。
中のムーブメントはとてもきれいで丁寧な造りの物で、
皇紀2599年(昭和14年)にケースを作り直して腕時計にしたものです。
しかし、ケースにあった刻印、會報國(國報會・戦前は逆読み)は・・・ケース製造メーカーだと思っていたら・・・
なんと右翼団体だった(ネット調べ)。
どういうこと?
ウォルサム→アメリカ製
戦前の右翼→鬼畜米英
?戦争直前、右翼団員の腕にウォルサム? アリエネー
やっぱりケース製造メーカーなのでは?
だれか知りませんか~?
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シリアルナンバーから1915年前後の製造で、元々は懐中時計だったものです。
中のムーブメントはとてもきれいで丁寧な造りの物で、
皇紀2599年(昭和14年)にケースを作り直して腕時計にしたものです。
しかし、ケースにあった刻印、會報國(國報會・戦前は逆読み)は・・・ケース製造メーカーだと思っていたら・・・
なんと右翼団体だった(ネット調べ)。
どういうこと?
ウォルサム→アメリカ製
戦前の右翼→鬼畜米英
?戦争直前、右翼団員の腕にウォルサム? アリエネー
やっぱりケース製造メーカーなのでは?
だれか知りませんか~?
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2009-12-09 22:30
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はじめまして、たまたま報國の時計で探していたらこのページ見つけました。
この時計はもともと書かれているように懐中時計ですが、竜頭が3時にあることからハンターケース(両蓋)の時計だったと思います。皇紀2599年は昭和14年で、日中戦争(日華事変)も激しくなってきたころで、金などの戦争遂行に必要な貴金属等を国民に供出させていたりしました。
金時計などもそうで、このウォルサムも元は金無垢のハンターケース(両蓋のケース)であったものを、金ケースを供出して、代わりに、報國と皇紀2599年と供出した年を刻印を入れた別の鉄ケースで返却されたものと思われます。
結構この当時、金時計だったものを金のケースを供出して、代わりに鉄無垢などのケースで報國などの刻印と皇紀年号の入ったものなどを見かけます。
個人献金や企業献金で、軍用機なども作られ、報國号や愛国号などと機体に書かれたものもあります。
また、昭和14年ごろに日米英の関係はかなり険悪でしたが、まだ戦争状態ではなく、昭和16年12月8日の開戦前なので、まだ鬼畜米英のスローガンはなかったと思います。
またウォルサムの時計は明治や大正のころ日本で高級品として人気もあり、結構な数が輸入されていたようです。ただし、金時計となるとものすごい値段で、お大尽か政府高官位しかもてないものだったそうです。
by 絶版倒産カメラ狂 (2010-02-23 17:20)
いろいろ詳しく教えて頂きありがとうございます。大変勉強になりました。これからも大事にしたいと思います。
by fuoriserie (2010-02-28 01:43)