ゴルフボールのディンプルとの違いは・・・

最近カスタムをするペースが上がらずなかなか記事を書けないでいます。

今回は先日、キャブのディンプル加工について質問された話をします。

ネットでマニホールド内をゴルフボールのように全体にディンプル加工しているのを見かけたが

当社のキャブ加工はディンプルは少ないのではないかというものです。

たしかにウチのキャブ加工はそこまで大量にディンプルを作ってません。



なぜならポートとゴルフボールでは条件が違うからです。

ゴルフボールは回転しながら飛んでいくので全体的にディンプルを付けなければならないが、

ポートの場合は一定方向に流れるので必要な場所に必要なだけ付ければ十分と考えています。

またゴルフボールは広い空間に乱流が発散してしまいますが、

ポート内は限られた空間なのでたくさんディンプルを付ければ必要以上の乱流が起こる可能性があるからです。

低回転では良いのですが高回転では流速が物凄く速くなるので、乱れすぎて抵抗になりきれいに流入しないと思います。

しかし、これは私的な考えで、いろいろな考えの人がいるのでどれが正解かは分かりませんが、

前回行ったウルフ２５０のKさんからの報告では富士山ツーリングでの燃費が20.04km/Lと23.59km/Lだったそうです（条件はちがうが以前は10km/L位だったらしい）のでこのキャブ加工で燃焼効率は十分に上がっているようです。

ウルフは街乗り重視でファイナルがショートの為、ツーリング向きでは無いと思うのですが、

それでも20km/L以上はちょっと驚きです。

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